こんにちは、sukokoです。
第9話の聖子は、ほとんどの場面でピンクのニットを着ていました。
一方で、紗春と二人きりで向き合う場面では水色のニット。
同じようなシルエットでありながら、色だけが違う。その変化には、物語上の意図があるように感じられます。
この記事では、「夫に間違いありません」第9話で松下奈緒さんが着用していたピンクと水色のニットに注目し、ブランド情報と色彩心理の視点からその意味を考察します。
なぜこの回では同じ色が続いたのか。衣装が語っていた「聖子の覚悟」を丁寧に読み解いていきます。
・ピンクと水色のニットについて
・水色のニット意味
・ブランドPierrotについて
・ピンクの意味
・ピンクの意味が変わった?
ピンクと水色のニット
第9話で印象的だったのは、聖子がほぼ一貫して着ていたピンクのセーターです。
ピンクのニットは、
ブランド:Pierrot(ピエロ)
アイテム:ウールMIXオーバーサイズニット
やわらかな風合いと、身体を包み込むようなシルエットが特徴的でした
一方、紗春と二人きりで対峙する場面では水色のニットを着用。
デザインはピンクと近く、色違いの可能性も感じさせます。
色が変わることで、聖子の心理状態も静かに切り替わっているように見えました。
水色のニットが示した「理性」
水色は、冷静さや客観性を象徴する色です。
紗春に対して聖子ははっきりと告げます。
「もし夫が生きていれば、警察に捕まり、すべてが明るみに出る。紗春の罪も表に出る。
だからこれ以上嗅ぎ回らないと約束してほしい」と。
水色のニットをまとった聖子は、感情を抑え、理性で話しています。
「私は終わるわけにはいかない」
その言葉には覚悟がありました。
色彩心理の観点から見ると、この水色は「最後の交渉」の色。
感情ではなく、理屈で相手に訴える姿勢を可視化していたように感じます。
聖子が選んだブランド「Pierrot」とは
今回着用していたPierrotは、シンプルで日常に溶け込むデザインが特徴のブランドです。
手が届きやすい価格帯ながら、トレンドを押さえた柔らかなシルエットが魅力。
聖子という人物像にも重なります。
派手ではない。けれど芯がある。
家庭の中で自然体に見える服でありながら、物語の核心に立つ存在。
「等身大の母」というリアリティを支える衣装選びだったのではないでしょうか。
ピンクという「意地」と「母性」
水色から再びピンクへ。
ゴシップ雑誌記者が家を訪ねてきた場面。
夫の居場所を問い詰められ、かばい続ける意味を問われる聖子。
「子どもたちの父親だから」
ピンクは一般的に優しさや母性を象徴します。
しかし今回のピンクは、それだけではありません。
怒鳴られ、家族はもう壊れていると言われても、「守れます、絶対に」と言い切る。
その姿は、やわらかさよりも「意地」に近い。
色彩心理で見ると、ピンクが強くなると「執着」や「依存」の側面も持ちます。
聖子にとってピンクは、守りたい気持ちと、過去のトラウマを繰り返したくないという強迫観念が混ざり合った色だったのかもしれません。
通報という決断|ピンクの意味が変わる瞬間
第9話で特に印象が残ったのが、紗春の子どもの背中に虐待の跡を見つけた場面です。
通報するかどうか悩みながらも、聖子は通報を選びました。
ここで初めて、ピンクの意味が変わったように感じます。
それまでのピンクは「自分の家族を守る色」。
しかし通報後のピンクは、「守るべきものを見極めた色」。
守る対象は、夫ではなく、子どもたち。
その選択によって、ピンクは執着の色から、責任の色へと転じました。
色は変わらないのに、意味が変わる。
そこにこの回の演出の巧みさがあります。
まとめ
第9話の衣装が語ったもの
第9話は、聖子の覚悟が試された回でした。
水色は理性。
ピンクは母性と執着。
そして最終的には責任。
衣装は単なるファッションではなく、そのときどきの心の動きを映し出していたように感じます。
ドラマの中で色は、言葉以上に雄弁です。
今回のピンクのニットは、聖子の揺れ動く心を静かに語り続けていました。
衣装から物語を読む。
そこには、セリフだけでは見えない、もう一つのドラマがあるのだと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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