【おコメの女】最終回|松嶋菜々子の黒衣装が語った信念とは?モノトーンに込められた色彩心理

ドラマ

こんにちは、sukokoです。

税の世界を舞台にしたドラマ「おコメの女」。
その中でひときわ印象的だったのが、松嶋菜々子さん演じる米田正子の衣装です。
第1話から最終回まで、正子は黒のコートを中心としたモノトーンの衣装を着続けていました。
華やかな色がほとんど登場しない彼女のスタイルは、国税局という職業の厳しさを表しているだけではありません。
そこには、正子が持ち続けてきた揺るがない信念が表現されていたように感じます。

この記事では、『おコメの女』の衣装を色彩心理の視点から読み解きながら、米田正子という人物がなぜ黒を着続けたのかを考察していきます。

・黒のコート
・モノトーンのの世界
・父との再会シーン
・衣装が伝えていたメッセージとは?

米田正子が着続けた「黒のコート」

物語の序盤から終盤まで、正子の象徴ともいえるのが黒のコートでした。

このコートは、

ブランド :CINOH(チノ)
アイテム:ウールロングコート

シンプルで直線的なシルエットが特徴のこのコートは、装飾がほとんどありません。
そのシンプルなデザインは、感情に流されず事実を追い続ける正子の姿とも重なって見えます。

ドラマの中で彼女は、脱税を追う国税局の調査官として働いています。
感情よりも事実を重視し、不正には一切妥協しない姿勢。
その正子の信念を象徴するセリフがありました。

「脱税の上に成り立つ幸せは、認められない。」

この言葉の通り、正子はどんな状況でも自分の考えを曲げません。

色彩心理において黒は

・信念
・権威
・強い意志

を象徴する色です。

また同時に、

・感情を表に出さない
・距離感を保つ
・自分を守る

といった意味も持っています。

正子の衣装が黒で統一されていたのは、彼女が個人的な感情に流されず、職務を全うする人物であることを表していたのかもしれません。

国税局という舞台が生み出したモノトーンの世界

「おコメの女」は、国税局という特殊な世界を舞台にしています。
税務調査という仕事は、華やかなものではありません。
むしろ淡々と事実を積み重ねていく、非常に現実的な仕事です。
そのためか、ドラマ全体の衣装も黒・白・グレーなどのモノトーンが多く使われていました。
色彩心理の観点から見ると、モノトーンは次のような意味を持ちます。

・信念
・権威
・決断力

・正義
・誠実
・真実

グレー

・冷静
・客観性
・判断

まさに、国税局という組織に必要な要素ばかりです。
派手な色を使わない衣装は、このドラマが描こうとしていた「正義と事実の世界」を支えていたのではないでしょうか。

父との再会シーンでも変わらなかった黒

最終回で印象的だったのは、正子と父の再会の場面です。

正子の父は議員秘書として働いていましたが、賄賂に関わる問題に巻き込まれてしまいます。
その証拠を託された正子。
そして最終的に父は不起訴となり、実家に戻ってきます。
そのとき、正子はおにぎりを握りながら父を待っていました。
その時の正子の服装も黒のニットでした。

色彩心理の視点で見ると、この演出はとても意味深いです。
普通なら、家族の再会シーンでは柔らかい色が使われることが多いものです。
それでも正子が黒を着ていたのは、彼女が最後まで自分の信念を曲げなかったことを表しているようにも見えます。

父がどんな立場にあっても、

「脱税の上に成り立つ幸せは認めない」

その考えは、家族の前でも変わらなかった。
黒という色は、そんな揺るがない覚悟を語っていたのかもしれません。

まとめ

おコメの女」の衣装が伝えていたメッセージ

「おコメの女」では、米田正子の衣装は最終回まで黒を基調としたモノトーンで統一されていました。
黒は色彩心理において「信念」「権威」「揺るがない意思」を象徴する色です。
感情に流されず、事実と向き合い続ける国税局の調査官としての姿勢を、この色が表していたようにも感じられます。

また、ドラマ全体の衣装がモノトーンで構成されていたことも印象的でした。
それは華やかな世界ではなく、税という現実と向き合う物語であることを象徴していたのかもしれません。

最終回で父と再会する場面でも、正子の衣装は黒のままでした。
家族という温かな場面であっても、彼女の信念は変わらなかった。
振り返ってみると、正子が着続けていた黒のコートは、彼女の覚悟そのものだったようにも思えます。
「おコメの女」は、衣装の色を通して人物の内面を丁寧に描いた作品だったのではないでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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